トリートメントタイプの白髪染めは基本「乾いた髪」に塗るのがイイ

美容師の目線で考えるなら、トリートメントタイプのヘアカラーは
乾いた状態の髪に塗ったほうが染まりは断然いいと思います。

 

理由はいくつかあるのですが

 

  • 塗れていると水分でカラー剤をはじいてしまい髪に絡みにくい
  • 保湿されている状態の髪だと、水分過剰になり染料が入り込みにくい
  • 水気が多いと単純に薄まってしまう

 

というのが大きな点です。

 

乾いたスポンジに水を含ませるとしっかり吸い込みますが
水気を切ったばかりのスポンジの場合はあまり吸収しないのと同じ。

 

トリートメントタイプのヘアカラー剤は、毛髪の内部まで色素が入るのではなく
基本的にキューティクルの間や髪の表面に幕を張るような形で色づく仕組みです。
※ピュアリッチパーフェクトは独自の製法で内部まで色素が入るようです。

 

極端な話になっちゃいますが、こういうタイプのカラー剤は
髪が乾燥していたり傷んでパサついている髪の方が
しっかりと色がつくようになっています。

 

なので、できれば髪は乾いた状態で塗ったほうが
白髪にもしっかりと色が付きやすい。というわけなんです。

ただし、こういう場合はちょっと注意が必要です

整髪料や洗い流さないトリートメントがついているとき

いくら乾いた髪の状態とはいえ、ヘアスプレーやワックス、
流さないタイプのトリートメント剤などを付けている場合は洗髪をしてからにしましょう。

 

整髪料やトリートメントが髪をコーティングしてしまい、
カラーをはじいてしまうからです。

 

汗をかいている状態

まず、流れるほどの汗の場合は色が流れてくるので拭きましょう^^

 

汗をかいた程度なら、シャンプーをする必要まではありませんが、
白髪の目立つ根本にしっかり色を入れたいのなら、
ドライヤーの冷風などで地肌の汗を乾かしてからの方がいいです。

 

 

髪がキッシキシに傷んでいて、くしが通らないほどな状態

 

タオルドライ

髪が痛みすぎていて、トリートメントカラーを載せた状態では
どうにも馴染みそうにない場合があります。

 

こういう場合、乾いた状態で粘土のあるトリートメントカラーをつけて、無理やりコーミング(櫛でとかす)をすると、さらにダメージを与えてしまう場合があります。

 

ここまでダメージがひどい状態なら、無理をせずに
シャンプー後によくタオルドライをした状態でカラーをなじませた方がいいです。

 

ドライヘアに塗る場合より、気持ち染まりが弱いと感じるかもしれませんが、数回使っていくうちに染まってくるので大丈夫です。

 

トリートメントカラーを使用していくうちに髪のダメージも減ってくるので、髪が健康的になってきたかな?と感じたらドライヘアで使用すればOKですよね。

乾いた髪に使うことを推奨しているトリートメントカラーはこれ

ルプルプヘアカラートリートメント

タオルドライした髪、もしくは乾いた状態で使用。
公式サイトにも”水気が取れている方が染まりが良くなります”との記載アリ。

 

また、公式サイトのQ&Aでもしっかりキレイに染めるポイントとして、
”シャンプー前の乾いた髪に使用することをおすすめします。”と明記されています。
テクスチャは硬くはないので乾いた髪でもなじませやすいです。

 

放置時間:通常約10分、しっかり染めるなら20〜30分

 

 

ピュアリッチパーフェクト
ピュアリッチパーフェクト

基本的には乾いた髪に使用。
濡れ髪の場合の染まりの変化には言及してはいないけれど、
衣類に色移りする場合があるとの注意書きがあります。

 

少し硬めのテクスチャなので、コームなどに乗せて溶かしつけたほうが馴染みがいいです。

 

放置時間:ドライヘア15〜30分