ひと手間かけると明るい色でもきれいに白髪が染められます。

Wカラー(2ステップカラー)の合わせ技
黒髪を明るく染めるには、ブリーチ力のある脱色剤が入ったカラー剤で染める必要があります。

 

アルカリ度が高く、ph9〜11くらいのものが一般的ですが、これにいわゆるジアミンなどの染料が混ざっているのがよくいう「おしゃれ染め」になります。

 

アルカリの成分でメラニン色素を破壊して、染料で色を付けるんですね。

 

美容室のカラー剤も、市販品も基本的には同じ原理です。

 

 

ですが、トーンを上げるほど黒髪は明るくなるのに、白髪に色が入らず白浮きしてしまうという特徴があります。

 

正直、これは技術力の高い美容師でも1つのカラー剤ではどうすることもできない領域です。
いわゆる「おしゃれ染めでは限界がある」というのはこの部分です。

 

最近では、この境界がかなり引き上げられてきていて明るめでも黒髪と白髪の色にあまり差がなく染められるようなヘアカラーも出てきていますが、それでもまだまだ調合技術などが必要だったり、多少の色調差が出るなど難しい点もあります。

 

では、素人では黒髪も白髪も明るい色でなじむように染めることはできないのでしょうか??

 

いいえ、少し手間はかかりますが、
おしゃれ染めの明るさでも白髪を目立たなくきれいに染めることは可能です♪

 

ヘアカラーを2回施す、ダブルカラーや2ステップカラーという手法です。


おしゃれ染め&ヘアマニキュアトリートメントのテクニック

実は、美容師時代に
「明るい色で黒髪を染めて白髪を同じ色に染めたい」
という要望はかなりあったんです。

 

ですが、11トーンレベルくらいの明るさで、
黒髪も白髪も均一に染められる・・そんな夢のようなカラー剤は現在ではまだないんですね。
(グレイ用カラーとファッションカラーを混ぜて頑張って8トーンが限界かと)

 

そこで、お客様に提案していたのが
「おしゃれ染め+ヘアマニキュアのダブルカラーリング」

 

  1. 白髪を無視して明るい色で一度染めてから
  2. 茶色のヘアマニキュアでコーティングと白髪を隠す。

という2段階でのカラーリング方法です。

 

これだと、白髪にも色がはいるしヘアマニキュアのコーティング効果で、
髪がつやつやになるので、お客様には大変好評でした^^

自宅でもできる!ダブルカラーリング

脱色と着色の2種類の方法で染める”ダブルカラーリング”をやってくれる美容室もありますが、 美容室で使っているヘアマニキュアは 根元を少し残してしか染められないため、生え際の白髪は隠せないという難点があります。

 

また、カラーリング代が2倍近くなってしまうのもつらいところですよね。

 

ですので、おしゃれ染めは美容室で明るくきれいにしてもらって、
白髪染めはトリートメントタイプ白髪染めで自宅で染めるという方法がオススメです。

 

トリートメントタイプの白髪染めは、地肌に色がつくことはありませんので、
慣れない方が自分で染めても根元・生え際の白髪まで簡単・きれいに染められます。

 

しかも、根本的にはヘアマニキュアと同じ仕組みで染めるものですので、
髪を傷めることなく、逆にコーティングしてくれるので、サラツヤ髪になれるんですね。

 

ひとつのカラー剤で両立できないのは確かにめんどくさいことではありますが、
このダブルカラーのテクニックであれば、理想どおりにきれいに染めることができて
髪もきれいになるのでとてもオススメですよ。

 

白髪を染めるという感覚よりも、トリートメントをする感覚ですね。

 

 

具体的なイメージとしてはこんな感じです

 

美容室、もしくは市販のヘアカラーで髪全体を明るく染める

・美容室でトーンアップ(明るく染める)場合は、のちにトリートメントカラーを自分でする旨を伝えてお色を相談してください。
中には、トリートメントカラーに批判的な方もいますが、(コントロールしにくくなるので)ベストな方法を話し合ってくださいね^^

 

・自分で染める場合は、できればナチュラルカラーのものがオススメです。
市販のものはいろいろあるので、好みでいいと思いますが
できるだけダメージの少ないタイプがいいですね。

 

私が個人的に好きなのはロレアルのフェリア3Dカラーシリーズ

 

 

 


 

メープルは多少赤味のあるタイプで、キャラメルシックは黄みあるタイプです。
これくらいの明るさ+トリートメントカラーの明るさで派手さのない落ち着いたカラーリングが作りやすいかな。と。

 

このフェリアシリーズは、使用後の髪がつるんとした質感になるので
パサつき感も出にくく、素人さんにはおすすめしたい永久染毛タイプのカラーですね。

 

ただ、髪質にもよりますが髪質が細くてすぐ黄色くなるタイプの方が黄みの強いカラー剤を使ってトリートメントカラーをすると、まれに緑や青みが出てしまう場合があります。

 

明るい色のトリートメントカラーを使う

 

 

 

決して黒めのトリートメントカラーは使用しないコト

黒などのトリートメントカラーを使うと、その後明るくしたくても
できなくなってしまう可能性が高いです。

 

できれば、ライトブラウンかブラウンなどの色を選ぶのがオススメです。
(メーカーによっては、ダークブラウンでも大丈夫です。)


Wカラーに向いている明るめのトリートメントカラーはコレ

 

当サイトで人気の商品順です。

 

レフィーネヘッドスパトリートメントカラーの特徴

Wカラーにおすすめなのが、レフィーネヘッドスパ!

美容室でのおしゃれ染めで傷みがちなヘアもケアしつつ、白髪を目立たなくしてくれる優れものです。

生え際にもなじませやすく髪1本1本を包み込むように密着してむらなく染めることができます。

天然ミネラル成分がたっぷりで
地肌と髪に潤いを与えてくれてツルサラに。

柑橘系のさわやかなアロマの成分でリラックス効果もばっちりです。

なによりも容量もたっぷりだから、毎日のトリートメント剤として
使うだけで白髪をしっかりとカバーしてくれるのがうれしいですよね。

価格 3600円
評価 評価4.5
備考
レフィーネヘッドスパトリートメントカラーの総評

毎日のように使って明るめカラーをキープしたい方向けです。
使うならマロンブラウンがおすすめです。

別売りの白髪染め レフィーネ色混ぜミニサイズ(80g、1200円)を混ぜて色味を楽しむこともできます。

ヘッドスパタイプなので、多少使用時に頭皮がさっぱりする感じがあります。

うるプラ美人ヘアカラートリートメントの特徴

「愛しとーと」のコラーゲンゼリーでおなじみ、HRKブランドのヘアカラー。

ノンシリコンタイプなのに髪はつるつるに。
ダメージ補修成分配合で、傷んだ髪もつやとハリコシのある質感にリカバーできます。

価格 3600円
評価 評価4
備考 定期コースで送料無料、いつでも休止・再開OK
うるプラ美人ヘアカラートリートメントの総評

明るく染めたい場合はライトブラウンをチョイス。 白髪には結構明るめに色が入るので、白髪の量が多い方はダークブラウンでもいいかもしれません。

ラサーナ ヘアカラーの特徴

永久染毛剤に近いトリートメントカラー 髪の内部にまで染料が入り込むタイプ。アルカリ剤を含まないので、頭皮や髪へのダメージは少ない。

  • 泡状でなじませやすくムラにならない
  • 一般的なヘアカラーに近い成分で染まりやすい
  • 脱色剤不使用で髪や頭皮にやさしい
  • 明るい色で白髪に色が入る

メインはおしゃれ染めだけど白髪にも色を入れたいという方にはおすすめのトリートメントカラーです。

価格 3024円
評価 評価3
備考
ラサーナ ヘアカラーの総評

おすすめカラーはライトブラウン。 白髪にも色がしっかり入るものの、コスパが低いのがネック。 ミドルヘアだと1本で2〜3回の分量しか入っていないので、まめに染めるというよりは美容室で染める間のつなぎ的なものを求める方向けですね。